痴呆症の患者が笑った、若者が感激した!
〜医療・福祉の専門家のたまごがアニマルセラピーを通
して交流〜
去る8月25日(水)鹿児島市犬迫町の三州病院において、アニマルアシステッドセラピー(以下AAT)体験会が開かれた。
参加したのは県内の福祉専門学校等で学ぶ生徒19名。このイベントはAATの普及に取り組むまうるーる(鹿児島市、小迎和代代表)が医療・福祉分野において、どのような成果
をもたらすかを知ってもらうために開いたもの。
学生らは、当日簡単なレクチャーを受けた後、同病院の痴呆疾患病棟に入院するお年寄りらと犬・猫を介して交流した。ほとんどの学生が、アニマルセラピーは動物が人を癒してくれると思っていたようで、動物を介して人が患者さんを癒すのだと言うことを初めて知った様子。
鹿児島市内から参加した専門学校生の小田由香里さんは、「犬や猫に触れ合う前の患者さんの顔と、その後の顔は全然違ったように見えました。動物と触れ合うことによって心が落ち着き、安らぐことを実感しました」と、改めて認識を深めた様子。
同病院の総看護師長、今村邦子さんは、「今日の患者さん方は、いつもとちがう若い学生さんが多かったせいか、より楽しそうな、はつらつとした表情の人が多かったですね。」と語る。
同病院では、昨年よりAATを実施しており、活動能力が向上したり、発語が多くなったりなどの医学的効果
が現れはじめているという。
主催者の小迎さんによると、ますます高齢化が進み、ストレス過多となる現代にあって、AATはさらに需要が増えてくるのではないかと話している。
今後も定期的に学生や主婦を対象にしたイベントを開いていく予定。
なお、まうるーるではアニマルケアードセラピストの養成講座を10月から開講する。詳しくは同社ホームページで。
まうるーるのホームページアドレス
http://www11.ocn.ne.jp/~mauruuru/
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